レイ・ウーロン戦術編

鉄拳４キャラ別リスト

基本編　主力技編

レイ・ウーロン戦術編

誠に残念ながら

今作のレイ・ウーロンは最弱に位置付けられてしまいました。

「やっぱりあいつには勝てないのかなぁ」

いえいえ。そんな事はありません。

「レイじゃ勝てないのかなぁ・・・」

そんな事はありませんってば。

「何とかならないのかなぁ・・・・・・」

何とかしましょう。

ええ、何とかしますとも。

レイ・ウーロンで

美しく勝ちたい奴はこれを読めッ！

・立ち状態になるな！　・立ち状態の頼れる技№1は？

・何が何でも相手をしゃがませるな！　・粒揃いの上段技！　・憎き横移動！

３．相手を「意のまま」に操ろう！！！

・「状況」が技を決める！

はじめに

とにかくレイで上級者相手に勝ち越すのは並大抵の苦労じゃありません。

一発逆転が望めないキャラだけに

「投げ抜け8割以上」

「よろけ回復標準装備」

「相手技のモーション目視ガード＆捌き」

「フレーム別最大値確定反撃」

が出来る人じゃないとお話にならない。

非常に敷居の高い『超上級者用キャラ』なのだ。

しかし、いくら勝ちたいからといってセコい戦い方をしてはいけません。

その時点で勝負に勝っても自分に負けています。

そんな事では「今以上の高み」へは進めません。

自戒の念を込めて精進しましょう。

１．まずは「敵」を知ろう！

・相手の「クセ」を見抜け！

有名な言葉に

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」

というのがある。

闇雲に戦った所で、レイにはリスクなしにアドバンテージを取れるような技など存在しない。

「各キャラ」と「対戦相手」のクセを見抜く事こそ勝利への第１歩なのだ。

２．次に「己」を知ろう！！

・立ち状態になるな！

今作でレイが最弱の烙印を押されるのはいくつかの理由がある。

その1つとして、立ち状態の技の脆弱性が挙げられる。

確かに立ち状態から出る技の中には優秀な技も多いし浮かせ技もある。

しかし、考えてみて欲しい。

レイの浮かせ技は一体全部でいくつあるのか？

立ち状態からの技は

・ショートアッパー・JRK・転身崩墜・綜爪牙3発目・鶴翼飛翔脚

立ち上がり途中からの技は

・ライジングアッパー

五形拳からの技は

・龍砲・豹手・西虎爪・跳鶴連撃４発目

寝てからの技は

・跳弓脚

背向けからの技は

・背身崩墜・リバースジャンプミドルキック・リバースジャンプライトキック

以上、14コである。（相手硬直中、カウンター限定も含む。）

なお、後掃1発止め・虎蹲山・背身下掃打・転身連脚等は浮かせ技とは言い難く、

巻暫脚はコンボ始動技にならないので割愛してます。

すなわち、浮かせ技の総数は多いにもかかわらず立ち状態に限定するとその数は半減する。

しかも、転身崩墜の場合は2発目ヒットが条件になるので相手は立ち安定。

綜爪牙3発目なんぞはまずヒットしない。それどころか返し技、パリング装備キャラには絶好の的である。

鶴翼飛翔脚は珍しい上段判定の浮かせ技なので、相手の下段攻撃を読み切っても

相手がしゃがみ硬直中だとヒットしない。

相手硬直中がメインになるが、使いどころが非常に難しい。

ライジングアッパーは立ち上がり途中で、しかもカウンターじゃないと浮かないので狙っては出さないだろう。

となると、

狙って浮かすのは右アッパーとJRKだけに頼らざるを得なくなる。

あくまでも個人的主観によるものだが、レイは空コンで減らすキャラではないと思っている。

しかし、一方的に技を叩き込める状態というのはステキだ。浮かせるに越した事はない。

相手を浮かせるには、いかにレイ特有の

「五形拳」「寝る」「背向け」

を活用できるかにかかっているといっても過言ではない。

立ち状態のままではレイの強さを半減させてしまってるのと同じなのだ。

対戦の際には

『立ち4：五形拳3：酔歩1：背向け1：寝る1』

ぐらいの割合を心掛けてみよう。

・立ち状態の頼れる技№1は？

とは言ってもやはり立ち状態は全ての基本である。

立ち状態の戦い方がしっかりしていないとレイ特有の特殊動作に移行する前に瞬殺されてしまう事だろう。

主導権を握るためにも、相手にガンガンプレッシャーをかけていかなければならない。

が！

立ち状態のレイに『相手が脅威を感じる中段技』は残念ながら存在しない。

いや。ホントにないんだってば。

鉄拳の世界では相手の攻撃を喰らわない方法はいくつかあるが

ガードすることに限定すれば

「立ちガード」か「しゃがみガード」しか存在しない。

ご存知の通り、立ち状態でヒットするのは下段攻撃と投げであるが

しゃがみガードでヒットするのは中段攻撃だけである。

となると、中段技が怖くないレイを相手にする時は

「少し距離をとってしゃがみガード」

が最適なのだ。

しかも、レイが得意としていた中間距離での攻防が「横歩き」によってほぼ無効化されてしまうのも大きい。

JRKの届かない距離でしゃがまれるとほぼお手上げ状態になってしまうところに今作のレイの弱さがある。

そんな状態を打破してくれる条件を唯一満たしてくれそうな技が

「龍声中段脚・下段脚」

であろう。

確かに、龍声の長所として

１．発生もそこそこでリーチもある　２．どこからでも五形拳に移行可能　３．カウンターで4発連続

などがあるのだが、その反面

１’．ホーミング性能皆無　２’．ガード時に移行するとフレーム不利　３’．ディレイをかければガード可能

という面があることを忘れてはいけない。

しかも、鉄拳3時代から対龍声対策は練られてきているし、

鉄拳4からの横歩きは直線的な龍声を悉くスカしていく。

しゃがみ相手に1番効果的ではあるのだが、もう龍声だけに頼れる状態ではないのだ。

他の技にも活躍して頂くとしよう。

・何が何でも相手をしゃがませるな！

上記にて立ち状態のレイに怖い中段技は存在しないと明記した。

しかし、それはあくまでも魔神拳や羅刹門のように

コンボ始動技としてダメージをゴッソリ奪えるものがないだけであって

意外と使える中段技は多かったりする。

参考までに、龍声以外で立ち状態から1発目が中段判定の技を挙げてみよう。

（横移動、立ち上がり途中を含む。）

立ち状態からは・ステップインアッパー・ショートアッパー・フロントキック(3RK)・サイドキック

・石頭・旋風連脚・雷光跳脚・燕尾落・弧流腿・刃落・転身連脚

立ち上がり途中からは・アッパーカット・ライジングアッパー・フロントキック(LK)・トゥースマッシュ

横移動からは・酔連拳・背刃落

全17種類。恐らくこんなもんであろう。

どれが使える中段技なのか？3段階評価で簡潔に検証する。

・ステップインアッパー　評価＝○

上段スカし性能有り。リーチは短いが至近距離の牽制に最適。

・ショートアッパー　評価＝○

上段スカし性能有り。相手立ちノーマル＆カウンターで浮く。固め相手に効果大。

・フロントキック(3RK)　評価＝○

個人的には使いたくないが、使いどころを選ばない優秀な技。

・サイドキック　評価＝×

完全に趣味の技。モーションを覚えられていない事だけが強みか？

・石頭　評価＝○

上段スカし性能高い。リーチもある。横歩きにもそこそこ対応出来る。しかし発生はやや遅め。

・旋風連脚　評価＝△

発生は遅いがガードさせれば強い。ガード後の2択は個人的にオススメしません。

・雷光跳脚　評価＝△

ガードさせれば有利だが、横移動で簡単に避けられる。

・燕尾落　評価＝×

ダウン攻撃専用と割り切ったほうがいい。他の使い方はあまりにマニアック。

（アルティメットタックルをスカしてヒットさせるなど。）

・弧流腿　評価＝△

上・中段スカし性能有り。出が遅いがリーチがある。しかし上級者には余裕でガードされてしまう。

・刃落　評価＝○

上段スカし性能若干有り。横歩きにもそこそこ対応でき、鶴の構えに移行出来る。

・転身連脚　評価＝○

後転受身には効果絶大。しかし軸ズレに弱く、出が遅いので出すには工夫が必要。

・アッパーカット　評価＝×

立ち上がりLPの事。リーチが短く威力もショボい。反撃なら他の技を。救いは横移動に強い事か。

・ライジングアッパー　評価＝△

カウンター浮かし狙い以外は普通使わない。

・フロントキック(LK)　評価＝○

発生の速さとダメージの大きさは魅力。

ただし、確反・ダウン相手への攻撃以外で使うとなると評価は△に落ちる。

・トゥースマッシュ　評価＝○

発生、ダメージ、硬直。全てにバランスが取れている。

・酔連拳　評価＝○

横移動後唯一使える中段技。酔拳に移行可能。2発目ガード後も6フレ有利。

・背刃落　評価＝×

出の遅さ。しかも単発のみ。さらにフレーム不利。上段スカし性能があるのが救い。

整理してみると、

評価○　全9種類

・ステップインアッパー・ショートアッパー・フロントキック(3RK)・石頭

・刃落・転身連脚・フロントキック(LK)・トゥースマッシュ・酔連拳

評価△　全4種類

・旋風連脚・雷光跳脚・弧流腿・ライジングアッパー

評価×　全4種類

・サイドキック・燕尾落・アッパーカット・背刃落

となる。

当然評価が高いものを中心に使用していく事になるのだが、

いわゆる基本技以外で特にオススメなのは刃落と酔連拳である。

詳しく説明すれば

刃落(4RK)は

相手との距離を一気に離す事ができ、若干ながら上段スカし性能がある。

ガードされても反撃の心配なし。

ダメージもなかなかのもので、下方向にも攻撃判定があるので起き攻めにも使えます。

また、コマンドの性質上、相手との軸のズレを比較的修正してくれるようですので

横移動主体の相手にも重宝します。

仕切り直したい時に。固められてる時に。起き攻めに。軸ズレ時に。アンジュのキツい面で。

なかなかイケてます。でも、最低でもガードはさせましょうね。

酔連拳（横移動時にRP,RP)は

判定は中、上段。カウンターなら連続ヒット。ガードされても連続ガードで6フレ有利。

レバー前入れで酔歩に移行可能。

1発目ノーマルヒットなら2発目はしゃがめるのだが

しゃがむ相手はレバーをキッチリ斜め後ろ下方向に入れないとヒットしてしまいます。

レイにとっては珍しいガード後有利な技。

使わない手はないでしょう。

ただし、ホーミング性能はいまイチなので、スカりには注意しましょう。

勿論、他の中段技も積極的に使用し、何が何でも相手に中段技への警戒心を植え付けましょう。

使用頻度で言えば

『上段技3：中段技5：下段技1：投げ1』

ぐらいが最適かと。

・粒揃いの上段技！

あれやこれやと相手をしゃがませないために工夫を凝らしているのには訳があります。

それは、レイが持つ優秀な固有技の1発目の攻撃判定がほとんど上段判定であるからに他なりません。

立ち状態から出せる1発目が上段技の優秀な固有技を挙げてみましょう。

・狼牙揺震撃、虎蹲山・雷光中段脚、下段脚・虚環脚・蛇双拳・蛇掌拳

・鶴翼飛翔脚・転身連咆・綜爪牙・酔虎撃・揺震撃、虎蹲山

思いつくままざっと挙げてみてもこれだけある。

なぜ「使える技」なのかを解説してみよう。

・狼牙揺震撃、虎蹲山

発生が早く、ダメージもある。

カウンター以外なら4発目をRPにする事で龍の構えにも移行することが出来る様になった。

2発止めなら硬直差はほぼ互角。（レイが1フレ不利。）

距離などにもよるが、ノーマルヒットでも3発目まで確定である。

しかも！

至近距離だと4発目が強制ガードになるというウワサも・・・。

・雷光中段脚、下段脚

避け性能あり。ダメージも高い。１発目カウンターで回復不能のよろけ状態になり、

タイミングさえ合えば後掃燕舞が確定します。

2発目ガード時は硬直差はほぼ互角。

・虚環脚

ダメージ高い。発生もそこそこ。レバーニュートラルでカウンターなら連続ヒット！

確反にはもってこいの技です。

レバー後入れは固め相手に効果絶大！！

・蛇双拳

レバー上か下入れで豹の構え、前入れで鶴の構えに移行可能。

ガードされても構えに移行しなければフレーム有利！

上級者になればヒット確認後でも構えが間に合います。

相手が壁を背負った状態でヒットしたらワンツーまで確定。

・蛇掌拳

ダメージそこそこ。レバー上か下入れで龍の構え、前入れで虎の構えに移行可能。

上段避け性能が若干ながらあるので、牽制の上段パンチに重ねてもよし。

ガード時に虎の構えに移行していれば虎掃腿がギリギリヒットする距離。

・鶴翼飛翔脚

コンボ始動技。ダメージ高い。鶴の構えに移行。

下段をキッチリスカしてくれます。

・転身連咆

ダメージ高い。ノーマルでも連続ヒット。さらに背向けからの2択を迫れる。

発生が比較的早いので確反にも使えます。

ただし、リーチは短いので。

・綜爪牙

ガードさせ技。4発目ガード後は背向けからの2択を迫れる。

個人的には2発止めからのJRKと投げの2択がオススメ。

・酔虎撃

上段スカし性能若干あり（投げは完全にスカす）。ダメージ高し。酔歩に移行可能。

・揺震撃、虎蹲山

ダメージ高い。続く2発目は横移動でかわされる事もあるが、逆に相手に対して行動を制限できる。

（相手に対して真正面若しくは左横移動後に深めにガードさせると2発目はスカされない。）

・・・と、まぁ、こんなにある。どれもいい技ばかりである。

戦いをレイのペースに持っていくには、これらの上段始動技は必要不可欠であり、

それを嫌う対戦相手はしゃがみを多用するのもうなずける。

いや、

『レイの上段攻撃を恐れるあまり、しゃがまざるを得ない』

と言った方が適切なのかもしれない。

それだけに、相手を容易にしゃがませない事が重要なのだ。

・憎き横移動！

ある程度ではあるが、相手をしゃがませないようにする技は見えてきた。

では、鉄拳４になって強化された「横移動」「横歩き」に対抗できる技は何か？

・

左右どちらの方向にも有効な立ち状態からの固有技は・・・

誠に申し上げにくいのだが、現在のところ

「後掃燕舞1発目」「石頭」

ぐらいしか思いつかない。

あとの技は悉くスカされてしまうのだ。

至近距離であれば立ち上がりLPも効果的だという話を聞いたのだが、

如何せんリーチの短さは如何ともし難い。

某アルカディアという雑誌に横移動に強い技一覧というものがあったが、

レイは他のキャラのように「いっとけ技」はほとんど存在しない。

後掃燕舞は知っての通りレイの主力技だが、硬直が長いのもまた周知の事実。

ヒットさせる自信がないとむやみやたらに出す技ではない。

ブライアンのスネークエッジのガード硬直を考えると

ガードされてしまうと25フレも不利になるのは如何なものか。

石頭も優秀な技ではあるが、相手の上段技を読みきらないと手痛いカウンターを喰らってしまうし

出が遅いので上段を読んでも相手の硬直が解けてガードされてしまう事もしばしば。

左アッパーや右アッパーも横移動対策にはなくてはならない基本技だ。

ある程度の横移動ならこれで大丈夫なのだが、リーチが短い為、

近距離での使用か中距離からの相手の牽制を潰していくぐらいしか使用できない。

他の固有技も多数あるのだが、

相手が『右移動』なのか『左移動』なのかを見切らねばならないのがツラい。

しかし、

ここに今作のレイの弱さがあり、美学がある。

３．相手を「意のまま」に操ろう！！！

・「状況」が技を決める！

どのゲームにも言える事だが、「定石」というのは確かに存在する。

しかし、「定石」は「必勝」ではない。

強キャラであれば定石通りの戦い方でもそこそこは戦っていける。

しかし、キャラに性能差があるのは鉄拳界の常なので、

弱キャラは強キャラとは違う戦い方、つまり

「読みの確かさとリスクを恐れない勇気」

が必要不可欠なのだ。

単純にその瞬間の読み合いというのもあるが、

戦いの場において仕込み（前フリ）をしておけば、イザという時の「読み」は確率が上がる。

確かに一瞬のヒラメキも大事な事だが、それに頼っていると

いつまで経っても「ギャンブラー」止まりで「ハンター」にはなれない。

美しく戦って勝ち越すには

獲物を確実に仕留める「ハンター」的な要素も必要なのだ。

戦いが始まってからの技の応酬の全てが次に出す技の「仕込み」になると言う事を認識して頂きたい。

しかし、それだけでは具体性に欠けるので、例を挙げて説明したい。

・相手に立って欲しい時は・・・？

相手に立って欲しい時、すなわちしゃがみガード主体の相手と戦う時である。

何故相手を立たせたいのか？それは

「投げ」「後掃燕舞」「フレーム有利技をガードさせる」

を狙いたい時だろう。

しゃがみガード主体の相手に有効な技は

・龍声1発止め

相手しゃがみ状態でヒットさせればワンツー確定。

ディレイで2発目以降に行くも良し！2択を迫るも良し！！

しゃがんでばっかりいるヤツにはこれでイタい目に遭わせましょう。

この基本を覚えておくだけでだいぶ違ってきます。

・Lアッパー

しゃがみを起こすのに必要不可欠。出が早い。スキが少ない。

近距離戦の要と言っても過言ではない。

ただ、使いすぎはうっとうしくなるだけなので、注意が必要。

・Rアッパー

上段をスカせ、カウンターだと空中コンボのチャンス！

しゃがみ相手にヒットすれば軽いよろけを誘発します。

フロントキック

・しゃがんで欲しい時

・横転受身を取って欲しい時

・後転受身を取って欲しい時

・横移動して欲しい時　

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