雷　武龍

雷　武龍

このページは我らがレイ・ウーロンの

超個人的主観と愛に満ちた専用ページである。

１．雷　武龍というキャラ

レイというキャラの魅力は一言ではとても言い表す事は出来ない。

だが、鉄拳というゲームを一段と奥深いものにしてくれているキャラなのは間違いない。

ガチガチのストロングスタイルやバリバリのチキンプレイにも対応できる反面、

読み重視のプレイや魅せのプレイに徹する事もできる。

個性的な技や固有の構えが数多くある故に、

華麗なる戦いを続けている漢たちにも迫害の目を向けられる事も多い。

そう。我らがレイ・ウーロンこそは

プレイヤーの心を映し出す『鏡』のようなキャラなのである。

２．鉄拳２時代

レイがThe IronFist Tounamentに参戦したのは鉄拳２からであった。

鉄拳に出場していた全17キャラ（デビルカズヤ除く）とは

一線を画した新キャラとして、華々しいデヴューを飾る。

当初のデフォルトキャラは全部で10人おり、

新キャラが両サイドにいたのが印象的であった。

余談ではあるが、

同期の準とペクはお店の設定によって

デフォルトかタイムリリースかを選べるようになっていた。

向かって左からのデフォルト10キャラの順番は、

準orペク、吉光、ニーナ、ロウ、平八、ポール、

ジャック-２、キング、ミシェール、そしてレイ。

『濃い』メンバーの中でも特殊動作が一際異彩を放っており、

『寝る』『背を向ける』『仰向けからうつ伏せに転がる』

といった事が出来るのもレイのみの特権であった。

ちなみに、他のキャラに出来ない特殊動作を多用する相手に対して

｢寝レイ｣などと揶揄する言葉もこの頃からである。

当時のレイはとても強かった。

主要技があまりにも性能が良すぎて、セコい真似をしなくても

狼牙、龍声、後掃の３つの技だけでメチャクチャ強かった。

鉄拳4からレイを使い始めた人には信じられないだろうが、

ほんとうにこの３つだけで勝てたのだ。

まず、主要技その１の狼牙。

狼牙1発目は中段判定で、ノーマルヒットでも4発目まで連続ヒット！！

しかも、ボタン入力後の発生フレームは10！

軸移動のない鉄拳２において、

これだけでも勝てるといっても過言ではないほど強力である。

次に、主要技その２の龍声。

ご存知の通り、鉄拳２には五形拳への移行もなく、ディレイもない。

さらにノーマルヒットで2発、カウンターで4発繋がるのは現在も同じ。

しかし！鉄拳２には軸移動もなかった（一部キャラ除く）ので、

確実に出し切り2択を迫る事ができ、

下段脚においてはノーマルヒットでもダウンするのだ！

そして、主要技その３の後掃燕舞。

上記２つの技があまりにも強い（特に狼牙）ので、

レイを相手にする時は怖くてなかなかしゃがめなかった。

その足元をすくうのである。

特に後掃燕舞は4つの姿勢

（立ち、背向け、相手頭側仰向け、相手足側うつ伏せ）

から出す事が出来るので、

ダウンさせても追い打ちに行くのがビクビクもんであった。

それ故に、次回作において上記の主要技については

弱体化を迫られたのも事実である。

しかし、それを補って余りある新技を身に付けることになるのだが。

余談ながら、鉄拳２においても韓国ステップは存在していたが

対戦で使う人はいなかったし、存在そのものもほとんど知られていなかった。

その事実は、まさしく鉄拳２というゲームが

まだ日本国内での流通が主流であるが故の、

｢サムライ魂が鍔迫り合う旧き良き時代｣

であったという証なのかもしれない。

【鉄拳２プロフィール】

独自に編み出した拳法を使う、香港国際警察のナンバーワン捜査官。

飛行機事故で死んだ同僚の後を継いで、マフィアの資金流出の謎を追っている。

同じ飛行機事故で死んだ会計士が、マフィアの重要書類を持ち出し

一八のもとへ逃亡しようとしていたという情報を突き止め、

ウーロンは格闘大会に出ることで、一八への接近を図ろうとしている。

国籍：中国

格闘スタイル：拳法

年齢：26歳

身長：175cm

体重：65kg

血液型：A型

仕事：警察官

趣味：映画鑑賞

好きなもの：SONY製品

　鉄拳２　レイ・ウーロン

３．鉄拳３時代

我らがレイ・ウーロンは、鉄拳３において大幅な変化と発展を遂げた。

そう。｢五形拳｣と｢酔拳｣である。

鉄拳２時代のレイもトリッキーと言われていたが、

この２つの拳法が使えることによって、より一層その名を轟かせる事となった。

中でも特筆すべきは｢五形拳｣である。

蛇、龍、豹、虎、鶴の５つの構えからなるその拳法は

まさに変幻自在。

華麗な動きを目指すレイ使い達のハートをガッチリとキャッチした。

そして、上中段パンチを捌ける｢酔歩｣

軸ズレを自動修正してくれる｢酔虚撃｣

潰しに来た相手の足元をすくう｢酔歩腿｣

体力を回復する｢虚飲｣

これらの技｢酔拳｣をも会得したレイ・ウーロンに死角はないと思われた・・・。

が、

狼牙1発目が上段判定に変更され、カウンターのみ4発連続になった。

まあ、これは妥当な変更だろう。

今までの狼牙が強すぎただけの話である。

カウンターでちゃんと4発ヒットしてくれれば、の話だが。

龍声下段脚がカウンターヒットじゃないとダウンしなくなった。

まあ、これも妥当な変更だろう。

今までの龍声下段脚が強すぎただけの話である。

もう少し龍声がホーミングしてくれれば、の話だが。

後掃1発止めがクリーンヒットじゃないとダウンしなくなった。

まあ、これも妥当な変更だろう。

今までの後掃1発止めが強すぎただけの話である。

もう少し硬直を短くしてくれれば、の話だが。

という訳で、鉄拳2時代に猛威を振るった

主要技３つがことごとく弱体化されてしまったのだ。

しかし、主要技３つの弱体化をも凌駕する新技の数々に

レイ使いは狂喜乱舞し、

｢パワーで押す｣よりも｢相手を撹乱する｣タイプのキャラクターの地位を確立した。

レイ・ウーロンとしての骨子が固まったのは鉄拳３からであろう。

【鉄拳３プロフィール】

前回の大会でブルースをあと一歩まで追い詰めたが逃がしてしまった。

大会後ブルースが帰国の為に乗っていた飛行機が墜落。

一八の部隊が口封じの為、故意に起こした事故ではないかと言う噂も流れたが、

レイは偽装事故ではないかと思い、ブルースの死を疑っている。

　それから19年間、レイは国際的な犯罪の数々を解決し続ける。

45歳とは思えないそのひょうひょうとした身のこなしから

彼は「スーパーポリス」の愛称で皆に親しまれ、

そして世界の犯罪組織はその名を最も恐れた。

　そんな時、指折りの格闘家が失踪する事件がレイの所轄内でも起こりはじめる。

　調査を進めているレイの元に三島財閥の長、三島平八が訪れ

「The king of iron fist tournament 3」参加を依頼する。

　レイは平八が参加を依頼する理由が理解できなかったが、

「参加すればすべてが解る」という言葉により参戦を決意する。

国籍：中国

格闘スタイル：五形拳を主軸とした各種拳法

年齢、身長、体重、血液型：45歳、175cm、65kg、A型

仕事：警察官

趣味：映画鑑賞、昼寝

好きなもの：SONY製品（CMに出演した事もある）

嫌いなもの：犯罪、悪人

　鉄拳３　レイ・ウーロン

４．鉄拳TAG時代

今までにない「タッグ」という要素が入り、

チェンジ技、TAGコンボ始動技が重要視されるようになった。

そうしていく中で、我らがレイ・ウーロンは「最凶」という名の独自の道を

好む好まざるに関わらず歩んでいくことになる。

そう。韓国ステップの台頭である。

このページを読んで頂いている皆様はご存知でしょうが、

韓国ステップとは

１．背向け

２．虚環脚

３．弧流腿

のいずれかをレバー後ろ入れで硬直をキャンセルし、

凄まじいスピードでバックダッシュしていくバグを利用した一種のテクニックである。

とにかくこの「韓国ステップ」の功罪は大きい。

鉄拳というゲームがワールドワイドになって

海外の「血」が日本に入ってきた結果と言えるだろう。

伝道者はソク・ドンミンという韓国人である。

こいつのおかげでレイ使いは韓国ステップが使えないと

レイ使いじゃないという風潮まで出る始末。

全くもって

大きなお世話である。

事実、そんなモンを使わなくともレイは充分強かった。

とはいえ、確かに空中コンボ、TAGコンボ始動技は弱かった。

理由としては、コンボ始動技の代表的なものとして

１．豹手２．跳弓脚３．西虎爪４．背身崩墜

などが挙げられるが、

それぞれに

１．豹の構え２．寝る３．虎の構え４．背向け

といった立ち状態からの浮かせチェンジが皆無であり、

何らかのアクションが必要になる為、

読み合いの要素が大きかった。

それ故、読み合いもヘッタクレもない三島家に

コンボ始動キングの座を譲るとしても

地上コンボのバリエーションは他のキャラを凌駕するものである。

その例として、

酔連拳ガード時からのLP、

龍声１発止め相手しゃがみorカウンター時のハイキックなど

相手のしゃがみガードを揺さぶるには充分な技が揃っているのだ。

こういう技を駆使して戦ってこそ我らがレイ・ウーロンだと思うのだが・・・。

　鉄拳TAG　レイ・ウーロン

５．鉄拳４時代

参戦するのかどうかさえ危ぶまれたキャラであったが、

タイムリリースキャラとして出場。

ああ、よかった・・・

と、思ったのもつかの間！

とてつもなく弱体化している事実が判明し、

レイ使いにとっては試練のゲームになってしまったのである。

鶴の構えなどに心をくすぐるところがあるものの、

新キャラの台頭に頭を悩ませている。

実際、ア○カ○ィ○という雑誌に

鉄拳４キャラ対戦ダイヤグラムが掲載され、

同率最下位にまでその地位を下げてしまっている。

しかし！

このページを見に来てくれている人たちの知恵と勇気を振り絞れば

必ずや勝利する事であろう。

このHPがレイ・ウーロンを愛してやまない人たちの

情報交換の場になることを切に願っている。

現在の鉄拳界になくてはならない「読み合い重視」のキャラの灯を絶やさぬよう・・・。

【鉄拳４プロフィール】

相変わらず警察で活躍めざましいレイ。

しかし、同棲中の恋人が忙しすぎるレイに愛想を尽かし、

いつもレイとの連絡役をしていた部下と恋仲になってしまったのだ。

その事を知ったレイは、言葉では言い表せないほど落ち込んでいた。

そんな折、レイはあるシンジケートの犯罪立証に失敗する。

警察がシンジケートのボスを逮捕するために２年間もの地道な潜伏捜査を重ね、

そしてついに取引現場を押さえるという時に、

シンジケートの人間を取り逃がしてしまったのだ。

この失敗は、普段からレイの活躍に嫉妬していたライバル警官達の密告もあって

「レイは私情で逮捕を失敗した」と上層部に報告され、

レイは一ヶ月間の謹慎処分となった。

そんな中、レイは裏情報屋からある情報を得る。

シンジケートが、あるボクサーを暗殺しようと

「The king of iron fist tournament 4」に暗殺者を送り込んだのだという。

レイは、ボクサーからシンジケートとの関わりを聞き出し、

同時に暗殺者も押さえてシンジケートとの関係を立証できれば、

シンジケート解体に向けて大きな駒が進められると考えた。

レイは汚名を返上するために、単身トーナメントに参加する。

　鉄拳４　レイ・ウーロン

６．鉄拳５時代

鉄拳４において、レイは冬の時代を迎えた。

しかし！アツいレイ使い達の心の叫びが届いたのか、

デフォルトキャラとして参戦が決定し、強力な新技を引っさげて再び我々の前に姿を表した。

確かに新技はなくてはならないものであった。

咬竜掌、昇流脚・昇流連脚といった、

【中段】で【コンボ始動技】で【横方向に強く】て【キツい確定反撃が無い】という

4拍子揃った新技が注目されることとなる。

しかしながら欠点が見えてくる。

咬竜掌に至ってはガード時のレイ側不利フレームが暴露され、

立ち上がり途中の中段浮かせ技を持つキャラの前では無力に等しいものになった。

昇流脚では前向きと後向きで硬直が変わるのだが

昇流連脚に派生しても2発目のところでしゃがみステータスのある技を出せば

すべての選択肢が無効化されるという欠点が暴露された。

今までのレイの短所を新技でしか補うことが出来なかったレイは

やはり苦行を強いられることになる。

しかし、そんなレイの不遇さに全国のレイファンが黙っていなかった。

バージョンアップ版で、やっと通常キャラと渡り合える性能を持つことになるのだ。　

【鉄拳5プロフィール】

格闘スタイル/五形拳を主軸とした各種拳法

国籍/中国

スーパーポリスの異名で知られる香港国際警察の刑事、雷　武龍。

The King of Iron Fist Tournament 4でシンジケートの大量検挙に成功した雷は、

再びスーパーポリスとしての評判を取り戻していた。

そんな中、中国各地で道場破り事件が発生する。

雷はこれに興味を持ち、独自に捜査を開始した。

被害を受けた者の中には、雷の知る達人も数多く含まれていた事から、雷は犯人逮捕に全力を傾けたが、

ある時期を境に犯人が全く姿を現さなくなってしまい、捜査は行き詰まってしまう。

そんな雷の下に、つい最近日本で同様の事件が発生したという連絡が入る。

犯人の男が次に狙うのはThe King of Iron Fist Tournament 5に違い無いと確信した雷は、

男を捕らえるため再び大会に出場するのであった。

　鉄拳５　レイ・ウーロン

７．鉄拳５.1時代

あまりにも他のキャラと性能差が出てしまい、開発スタッフはVer.upを余儀なくされた。

そうして、やっと我等がレイは攻撃判定が他のキャラ並みになり、

普通の技性能を手に入れることになった。

それだけで、それだけでレイ使いには朗報だった。

しかし、安心するにはまだ早い。

昨今のプレイスタイルが【待ち】主体になってしまった為、

リーチが短いレイは攻め手に欠けるのだ。

しかし、泣き言ばかり入っていられない。

レイは決して弱キャラではないのだ。むしろ、強いのだ！

強い技に溺れる事のない、｢美しい｣レイを目指そうではないか！

８．鉄拳５DR時代

長い冬は終わりを告げた。

5.1のVer.upを経て、DRでさらに新技が追加された。

レイ・ウーロン全技解説